先にお伝えしましたように、今年の福岡地方は、2月5日(金)からスギ花粉症シーズンが
始まりました。
年間を通しての花粉飛散数は昨年の1.5倍ほどと予測されておりましたが、先週から多くの患者さんが来院され、強い症状、特に鼻や眼のかゆみを訴えておられます。
これまでのスギ花粉情報を見ると、2月21日までの福岡地方のスギ花粉の飛散状況は、726.5個と昨年同日までの263.2個を、大きく上回っています。
さらには、一日あたりの飛散数を見ると、昨年で最多の日は2月13日の74個であったのに対して、今年は、2月13日の114.5個、15日の164.5個、20~21日の82.5個と、一気に花粉が飛んでいる状況です。
これは今年の気温が昨年より暖かい日が多いばかりでなく、寒暖差が激しいために、スギ花粉の飛散が一気に大量化したものと考えられます。
先にお伝えした、黄砂やPM2.5の発生も数回に及んでおり、鼻やノド、眼の粘膜のダメージもさらに症状を悪化させているようです。
スギ花粉症状でお困りの方は早急に厳重な対策・治療を必要とする年となったようです。
尚、花粉温度計は、2月23日現在、664.5℃となっており、
スギ花粉症のピークを予測する750℃まで、およそ1週間前後となりました。
今後なおいっそうの治療をお続けください。