新聞などの広告でよくみる集音器とお店で売っている補聴器はどちらも、
音を大きくして聞く機械で、形もよく似ています。ところが、値段が大きく異なります。集音器では1万円前後からありますが、補聴器は10万前後からで、高いものでは50万円を超えるものもあります。それでは、両者の違いはなんでしょうか。一番大きな違いは、「補聴器」は薬事法で決められた管理医療機器であることです。
補聴器は、厚生労働省の安全面や効果で厳密な審査をクリアしないと販売できません。販売も認定補聴器技能者がいる認定補聴器専門店で主に行われています。認定補聴器専門店のマークは図のようなものが入り口のドアにありますので、認定補聴器専門店かどうか確認できます。補聴器の性能も集音器に比較して高いので、調整もその人の聞こえに合わせて微妙に調整することが可能です。購入後の調整も基本的に無料になっています。そのために値段も高くなっています。
一方の「集音器」は、製造や販売方法には特別な制約は設けられていません。そのため、業者が広告を出してインターネットやカタログで販売することが出来、だれでも購入することができます。ところが、集音器はその人の聞こえに合わせて調整することはできません。聞こえの状態は、個人でかなり異なりますので、集音器でも十分聞こえる人がいますが、買ったけれどもうるさく使えなかったという方もおられます。また、音が大きすぎるということで、耳に悪影響を与える可能性がある集音器が実際に販売されていることを国民生活センターが指摘しています。
当クリニックでは、ことばの検査で個人の聞こえの状態を正確に把握して、補聴器を調整し(補聴器フィッティングといいます)、それを最適にするように何度も繰り返して行います。補聴器外来では、補聴器を試聴していただくことが出来ますので、効果を納得した上で購入されることをお勧めいたします。
白石先生の補聴器外来予約・相談はこちらをクリック→補聴器外来ページ
(2020年7月21日作成)
新聞などの広告でよくみる集音器とお店で売っている補聴器はどちらも、
音を大きくして聞く機械で、形もよく似ています。ところが、値段が大きく異なります。集音器では1万円前後からありますが、補聴器は10万前後からで、高いものでは50万円を超えるものもあります。それでは、両者の違いはなんでしょうか。
一番大きな違いは、「補聴器」は薬事法で決められた管理医療機器であることです。補聴器は、厚生労働省の安全面や効果で厳密な審査をクリアしないと販売できません。販売も認定補聴器技能者がいる認定補聴器専門店で主に行われています。認定補聴器専門店のマークは図のようなものが入り口のドアにありますので、認定補聴器専門店かどうか確認できます。補聴器の性能も集音器に比較して高いので、調整もその人の聞こえに合わせて微妙に調整することが可能です。購入後の調整も基本的に無料になっています。
そのために値段も高くなっています。
一方の「集音器」は、製造や販売方法には特別な制約は設けられていません。そのため、業者が広告を出してインターネットやカタログで販売することが出来、だれでも購入することができます。ところが、集音器はその人の聞こえに合わせて調整することはできません。聞こえの状態は、個人でかなり異なりますので、集音器でも十分聞こえる人がいますが、買ったけれどもうるさく使えなかったという方もおられます。また、音が大きすぎるということで、耳に悪影響を与える可能性がある集音器が実際に販売されていることを国民生活センターが指摘しています。
当クリニックでは、ことばの検査で個人の聞こえの状態を正確に把握して、補聴器を調整し(補聴器フィッティングといいます)、それを最適にするように何度も繰り返して行います。補聴器外来では、補聴器を試聴していただくことが出来ますので、効果を納得した上で購入されることをお勧めいたします。
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(2020年7月21日作成)